2 メガネのレンズの形

メガネの選び方の第2回も、メガネについてさらに知ってもらおうと思います。メガネの種類については前回4つを紹介しましたが、メガネのレンズの形状でもいくつかの種類に分類されています。今回はレンズの形状にはどんなタイプがあるのかを紹介していきます。

・オーバル
楕円形や、卵型のタイプ。定番とも言える形です。もっともクセのない形で、女性に人気があるのではないでしょうか。また、印象を和らげやさしく見せることができる定番のメガネフレームの一つでしょう。
クセがなく柔らかで自然なイメージにしたい方にはオススメです。定番と言われるだけあって、多様な素材と色彩がありますので、メガネフレーム選択の幅も広げやすいでしょう。
性別や服装を問わず合わせやすい形ですが、優しく柔らかい印象があるので特に女性にオススメです。

・スクエア
横長の長方形のタイプ、四角形のメガネフレーム。長方形に近いものをパリジャン、正方形に近い形をウェリントンと呼ぶこともあります。縁が太く、サイドが幅広いものが多いので、メガネの存在感を出せるため人気があります。横に細長いタイプは男女を問わず好まれています。
知的な印象を与えるメガネフレームの代表であり、日本人にとてもよく似合う形をしています。目の部分を横長に強調し、鼻根(目と目の間)に強い印象を与えることで、顔の印象を引き締めて見せる効果があります。

・ラウンド
正円に近い形のタイプ。まんまるメガネ、といったところでしょうか。アメリカの喜劇役者ハロルド・ロイドがよくかけていたことから、「ロイド型」とも呼ばれ、ジョン・レノンが愛用していたことも有名です。
丸みのあるラウンド型は安定感があり、おおらか・柔らかな印象を与えます。優しい印象を与えること間違いなしですが、日本人ではラウンドタイプが似合う人はなかなかいません。例えば、顔が小さ人や彫りが深い西洋的な顔立ちの人には似合うことが多いのですが、顔の大きい人や鼻の低い童顔の人などはあまり似合うとはいえないと思われます。

・バタフライ
蝶の羽のような形をしたタイプ。男性にも女性にもよく似合う形だといえるでしょう。昔からあるタイプで華やかな印象を与える形といえ、サングラスにもよくつかわれる形です。
バタフライタイプは個性的な印象を与えますが、メタル・セル問わず比較的に攻撃的な印象を与えてしまうことが多いフレームです。どちらかといえばキツイ印象になりがちなタイプかもしれません。メタルフレームではシャープな印象が強くなりますが攻撃的な印象もまた強くなります。
バタフライタイプのエンドを丸くしたものもあり、個性的で比較的柔らかい印象になり人気があるようです。

この他にも逆三角形をしたボストンタイプ、つり目のようなキリッとした印象のフォックスタイプ、サングラスに昔からよく使われている元々は飛行機のパイロット用につくられたティアドロップタイプなどがあります。
第2回はここまで。次回はメガネの素材について紹介していきます。メガネを選ぶためにメガネをどんどんしっていきましょう!!

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